まずは、自分の長所を伸ばす事に使えます。
コントローラータイプなら、グループリーダー、プロジェクトリーダーなど、先頭に立って推進する役回りを積極的に引き受けていくと、力を発揮できるでしょう。
プロモーターなら、企画力、広報力が必要な場面で活躍するでしょうし、サポーターなら、気配り、調整力を活かして、物事を円滑に進められるでしょう。アナライザーなら、調査力、分析力を活かせれば、確実性が高く、見落としのない計画を推進できるでしょう。
また、このタイプ分けは、他人を理解する事にも大いに役立ちます。
どうしても、自分の尺度や感性を基準に考えてしまいがちですが、同じ状況、同じ事柄であっても、人によって、何が正しいか、どう感じるかが違う場合があります。
同じ危機にあっても、コントローラーは、正面突破が正しいと決断し、プロモーターは、奇襲が良いと直感し、サポーターは、融和が良いと思い、アナライザーは、一時撤退が正しいと分析するかもしれません。
自分とタイプが違う人の考え方は理解しがたいかもしれません。でも、人にはもともと考え方が違うタイプがあるのだと知っていれば、意味なくとまどったり、憤ったりしなくなるでしょう。
それぞれのタイプの長所を活かしながら、より良い対応を考えて行けるようになります。
この知識は、部下が出来た時にも役立ちます。
例えば、ほめ方も、タイプによって変えると効果的です。
コントローラーは、「すばらしい決断だったね」とか「すごい力を発揮したね」など、力や決断、影響力をほめられると喜びます。
プロモーターは、基本的にポジティブなので、「すごい」「さすが」「面白い」「目立っている」など、前向きの表現であれば、大抵ほめ言葉と取ってもらえます。
サポーターは「助かったよ」「お陰様です」などと、自分の努力を認めてもらえるとやりがいを感じます。
アナライザーの場合は、うかつなほめ方では逆効果で、単に「すごい」と言っても、「どこが」「何が」すごいのか、適切な裏付けのある「すごい」でなければ、納得してもらえません。「普通は見落としてしまう、こんな所に気づいてくれたおかけで良い結果になった。なかなか気づけないよ、すごいね」ここまで言えば、喜んでもらえます。
ことほどさように、人はみんな違いますから、十把一絡げの対応ではなく、タイプに合わせて接した方がうまく、コミュニケーションが取れます。
無料体験コーチング申し込み